#97 Mr. Awesome (1988)





#97 Mr. Awesome (1988)

 #97 "Mr. Awesome"は旧ソビエト製練習機Yak-11のエンジンをライトR-3350・ターボコンパウンドへ換装した機体で、Reno'88にデビュー。しかしこの年は安定性の問題でパイロットのスキップ・ホルムは予選のみでレース継続を断念します。翌年は新オーナー、ダリル・グリーネマイヤーの指揮でT-33ジェット練習機の尾翼を組み合わせ安定改善に努め、マット・ジャクソンの操縦でReno'89に臨みました。しかし予選中のエンジン不調で不時着、大破。ですがジャクソンは軽傷で済んでいます。

 #97は目立った成績も残せないまま姿を消した訳ですが、小さな機体に無理して巨大なエンジンを装備した姿はレーサーならではの魅力に溢れています。低高度でレースが行われるリノで高空用装備であるターボコンパウンドの有効性とか、短い脚のお陰で極端に切り詰めたプロペラの馬力吸収とか、疑問もありますけどね。





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